2018年8月26日 : 膝の痛み
膝の内側から外側に衝撃が加わり膝を負傷した場合は、膝の外側側副靱帯を損傷しているかもしれません!!
目次
1、膝の外側側副靱帯とは?
2、膝の外側側副靱帯損傷とは?
3、症状
4、対処
5、回復期間
6、リハビリ
7、最後に
1、膝の外側側副靱帯とは?
膝の外側側副靱帯とは、大腿骨の外側下部から、腓骨頭に付着する靱帯です。
膝関節の内から外にかかる動きの制限が主な役割です。
2、膝の外側側副靱帯損傷とは?
膝の外側側副靱帯は、ラグビーやサッカーのようにタックルなどの衝撃があるスポーツや交通事故など、内側から外側に強い衝撃が加わった時に外側側副靱帯が伸ばされ負傷します。
膝関節周囲には、前十字靭帯や後十字靭帯、内側側副靱帯があります。
外側側副靱帯は、これらの中でも損傷することが少なく、単独での損傷は少ないといわれています。
外側側副靱帯損傷だけではなく、負傷時に後十字靭帯の損傷、外側半月板損傷を伴うことがあります。また、腓骨神経麻痺などを合併することもあります。
3、症状
膝の外側を押すと痛む
歩行時に膝がぐらつく
膝か抜ける感じ、踏ん張りがきかない
膝が腫れる
熱感
歩行時痛
関節の可動域の制限
4、対処
ほとんどの場合は、保存療法で回復していきますが、他の靱帯損傷と合併して起こる場合には、靱帯縫合術や靱帯再建術の手術が行われることがあります。
受傷時はアイシングをする。
医療機関で診察を受け、X線、MRIなどの検査をうける。
ギプス、サポーターなどで固定をする。
2週間は無理をせずに安静にする。
膝の可動域を戻していくためと筋肉の衰えを戻していくために、痛みが和らいできたら、動かせる範囲で徐々に運動、体操などのリハビリをする。
5、回復期間
靱帯は損傷後2週間ほど炎症があるといわれています。
その後4~8週にかけて靱帯が修復していきます。
8週以降、数か月から数年にかけて靱帯の修復が行われ、強度が増していきます。
6、リハビリ
膝の外側側副靱帯ではリハビリが重要になります。
リハビリでは、最初は安静のために固定して低下している筋肉の柔軟性の回復に努めます。
安静時が過ぎたら、下半身の筋力や柔軟性が低下しているため、膝の安定性を保つために太ももの周りの筋肉強化をしていきます。
ももの筋肉だけではなく、お尻の筋肉の強化も重要になります。
7、最後に
外力が加わり膝を負傷した場合は、医療機関を受診し、適切な対処をしましょう。中には痛みがひどくても、そのうちに痛みがなくなるだろうと、そのままにしている人もいますが、時間が経過して、その時の痛みがなくなったとしても、膝を酷使した時や、天気や季節によって痛みがでる場合があります。
特にスポーツをしている人は、その後のパフォーマンスにも影響が出ることもあるので、しっかりとした対処をしましょう。
松阪市のバキバキしない施術 てらだ鍼灸整骨院
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